スポーツ歯科

スポーツマウスガードについて

ここでは主にスポーツマウスガードについてご説明いたします。
スポーツマウスガード装着の目的として外傷の予防、軽減が主要な目的です。
それ以外は頭位の安定、脳震盪の予防あるいは運動能力の向上を目的として使用されることがあります。

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スポーツマウスガードには大きく分けると市販されているお湯などで軟化させてご自分で歯に圧接し作製するタイプと歯科医師が口腔内の型を採り模型上で製作するカスタムメイドタイプがあります。

わが国におけるマウスガード装着義務化の競技種目
ボクシング(義務) 一部赤は不可
キックボクシング(義務) ストラップ付は不可
空手(義務)全日本空手道連盟(メンホー装着者以外)透明のみ可、国際空手道連盟
総合格闘技(義務)米国総合格闘技、修斗、パンクラス、K-1、RIZIN等
テコンドー(義務)白色、透明、赤のみ可。競技エリアに入る前に装着
アメリカンフットボール(義務)白色、透明、赤、ピンクは不可
ラグビー(義務)U-19、U-15(赤、華美は不可)、関東医歯薬、西医体、U-12推奨
ラクロス(義務)2017年より男子も義務化、ゴーリーも、白色、透明以外
アイスホッケー(義務)20歳以下、他は推奨
インラインホッケー(義務)18歳以下、練習中も推奨
ホッケー(義務)中学生、高校生、他もフィールドプレイヤーは推奨
モーターサイクル(推奨)赤は不可(出血判定のため)
硬式野球(推奨)高校生 白色、透明のみ可。他は許可

最近はプロ野球やJリーグの選手が装着しているのを多く見かけるようになりだいぶ普及してきたように思います。
なかなか普及しない理由としてはやはり装着時の違和感や声の出しづらさではないでしょうか。
やはり適合が悪い物や分厚く無駄にものは上記の症状が多く出ると思われます。
スポーツの種類によりデザインや厚さなども変わってきます。適合なども考えるとやはりカスタムメイドタイプを作製したほうが競技に集中できますし外傷の予防になります。

当院で作製するスポーツマウスガードは外形の形態や咬み合わせまで調整した上でお渡ししております。

よって型採りから完成まで3週間程度お時間をいただいております。

スポーツマウスガード装着症例