被せ物、詰め物

審美歯科(被せ物、詰め物について)

歯科治療で用いられる材料や技術などは日々進歩しております。

当院の審美歯科治療(被せ物、詰め物)は患者さんの審美的な要望や予算などに応えることが出来るよう様々な最新の材料や技術を取り入れて、歯科技工士の立ち合いなども行いより満足いただけるように取り組んでおります。

各種被せもの一覧

硬質レジン前装冠(保険適用)前歯3番目まで

保険の前歯に使われている冠、表面は硬いプラスチックで裏側は金属表面がプラスチックなので年数が経つと変色を起こしたり表面が削れてきて内部の金属が露出してくる場合がある。透明感に欠け天然歯の自然な感じはやや劣ります。

CAD/CAM冠(保険適用)

ハイブリッドレジンを使用した保険適用の白い被せ物です。メタルフリー素材なので金属アレルギーのある方にも安全です。単冠のみとなりますのでブリッジは不可となります。保険のブリッジは上記の硬質レジン前装冠を使用し作製しますので金属を使用します。保険外治療のジルコニア冠と比べますと強度が劣りますので、歯ぎしりが強い方や、対合する歯とのクリアランス(厚みが少ない場合適応出来ない場合がございます。適応範囲ですが一部条件はありますが、前歯から第一大臼歯(前から数えて6番目)まで適用可能です。金属アレルギーと診断され診断書があれば7番目の歯まで適用可能です。

 

ジルコニアクラウン(保険適用外)

ジルコニアは二酸化ジルコニウムのことで人工ダイアモンドとも言われています。強度が強いので奥歯や複数歯の連結されたブリッジを作製することができます。審美性にも優れており金属アレルギーのリスクもありません。

ポーセレンジルコニアクラウンPFZ(保険適用外)

PFZ(Porcelain Fused Zirconia) ジルコニアのフレームにセラミックを築盛した2層構造で作製された冠です。セラミックを築盛しており繊細な色調の表現が出来るので、見た目も天然歯に近く金属を使用していないため金属アレルギーの方でも安心です。

ジルコニアクラウン

ジルコニア冠は強度も強くブリッジも可能です。審美性にも優れています、

ジルコニア冠は強度にも優れ金属アレルギーの心配もなく色調(シェード)も数種類の中から選択できます。

オールセラミックスクラウン

オールセラミックスクラウン症例(右上1番)

 術前

右上1番は歯牙の変色や詰め物の不適合を認めます。

 

術後

金属を使わないオールセラミックスクラウンで修復しました。

 

ファイバーコア

内部の土台には金属の土台ではなくグラスファイバー製の土台を使用しています。

治療期間 1〜2ヶ月
費用 88,000円/1歯(税込)
リスク/副作用 対合する歯との十分なクリアランスを確保できない場合や歯ぎしりなどがある場合破折や脱離等を起こすリスクがあります。

セラミックインレー

セラミックインレーは、天然歯に近い質感を持ち審美的に優れています。

ジルコニアインレーは強度に優れており審美的にも良好です。

 

 

※2022年4月よりCAD/CAMインレー(ハイブリッドレジン)が保険適用となりました。

 

補綴物(被せものなど)の作製にあたり

被せもの等の作製にあたり型採りの精度は非常に大切です。

セラミックスクラウンなどの型は精密に採れ様変形の少ない

シリコンの印象材や口腔内スキャナーにて採得を行っております。

口腔内スキャナーでの型採りは従来の型採りが苦手な方には

苦痛が軽減できメリットがあると思います。

歯の色に関しては口腔内カメラにて写真撮影を行い更に細かい質感や

色(シェード)、形などを望まれる場合歯科技工士の立ち合いを

行ってもらい正確に冠の色や形を再現できるようにしております。

 

型採りはシリコン印象材以外に通常アルジネート印象材を

使用しますが練る際の水の温度や練る人の力量によりかなり

差が出てしまい精度に影響します。

当院では全ての症例にペーストアルジネート印象材自動

練和器のトクヤマAPミキサーIIIにて型採りを行っており、

石膏の練和もバキュームミキサー(真空練和器)を使用し

且つ振動が細かく調整できるバイブレーターを使用し気泡の

少ない精度の高い模型を作製しております。

型を採る際のトレーも変形の少ないリムロックトレーや

カスタムトレーを使用しております。

 

自由診療に関わるリスク/副作用

当院の審美治療で取り扱う素材の中には、保険適用外のものもございます。
保険適用外の素材は、見た目や機能面でメリットがある一方で、治療期間が少し長くなったり、通院回数が増えるケースもございます。
また、噛む力が強すぎると詰め物被せ物が割れてしまうケースもございます。