金属アレルギー

金属アレルギーをご存知ですか?

金属アレルギーとは金属製の装飾品などに接触する皮膚に発症するアレルギーのことをいいます。
歯科の金属アレルギーは口の中に装着されている金属が直接口の中に接触している部位ではなく多くは口の中から離れた遠くの皮膚などに出ることがあります。
原因としては口の中の金属がイオンとして溶出し、口の粘膜や消化管より体内で吸収され口腔領域だけではなく他の遠隔領域にまでさまざまな皮膚症状が出ることがあります。
口の中に装着されている金属は日本では合金が多くどの金属が原因か特定するには皮膚科にて行うパッチテストを施行する必要があります。
原因が口の中で使用されている金属であれば除去することが症状が軽減されることがあります。
小さい部分の金属であれば保険の白い樹脂(レジン)で修復することも可能です。

当院では被せものや土台など金属を使わずに行うメタルフリー治療を行っております。

金属アレルギーという皮膚科の医師の診断書があれば2016年4月より奥歯(6、7番)の冠でも健康保険でもハイブリッドセラミック冠(CAD/CAM冠)の治療が可能になりました。

日本人の奥歯には右のレントゲン写真のように、金属の被せもの(真っ白く写っている部分)が入っている方が多く見られます。

 

基本的に歯医者さんで奥歯の神経を治療し根管充填後に土台(メタルコア)を立て、その上に金属の被せものが入るというのが保険診療での通常の治療です。

ここ数年で保険診療も改正され土台はグラスファイバー製の土台(ファイバーコア)が適用となり、被せものもCAD/CAM冠が導入され奥歯でも全く金属を使用せずに治療が可能となりました。

写真の左側が通常保険診療の奥歯の被せものとして適用されていました金属冠です。

右側が金属を使用していないCAD/CAM冠になります。

右の図が通常の歯科保険診療で適用されています

CAD/CAM冠が入れられる範囲になります。

(歯に欠損がある場合は下顎第一大臼歯に適用されなかったり、その他ブリッジは適用不可となっております。)

金属アレルギーと診断されますと上顎の第一、第二大臼歯及び下顎の第二大臼歯にCAD/CAM冠が適用となります。

歯科用金属の種類について

日本の保険診療で使用されています歯科用金属は主に金銀パラジウム合金が用いられており他にはアマルガムなども以前は多く使用されておりました。

合金なので他にも多くの金属が含有されており金属アレルギーと診断されても、なかなか"どの金属に反応しているのか”判断が難しくなります。

皮膚科で金属アレルギーの検査を受けるにあたり参考に下記の金属を記載します。

・ニッケル
・パラジウム
・亜鉛
・コバルト
・アンチモン
・スズ
・クロム
・プラチナ
・イリジウム
・マンガン
・金
・水銀
・インジウム
・アルミ
・(銀)

口腔アレルギー外来におけるパッチテスト(金属)の結果より抜粋上から発生患者数が多い順になっています。