生え変わったばかりの前歯の永久歯の先端は通常誰でもギザギザしています。
このギザギザのことを切縁結節と呼びます。
前歯を使うことによってだんだん先端がすり減って数年で平坦になっていきますので
心配はありません。
しかし数年経ってもこのギザギザが消えてこない場合、前歯が上手く使えていない
可能性があります。
反対咬合や開咬など不正咬合などが原因の可能性があります。
2022.04.11更新
生え変わったばかりの前歯の永久歯の先端は通常誰でもギザギザしています。
このギザギザのことを切縁結節と呼びます。
前歯を使うことによってだんだん先端がすり減って数年で平坦になっていきますので
心配はありません。
しかし数年経ってもこのギザギザが消えてこない場合、前歯が上手く使えていない
可能性があります。
反対咬合や開咬など不正咬合などが原因の可能性があります。
投稿者:
2018.10.24更新
舌の裏側にある筋(舌小帯)が短かい方がいます。
通常は舌を挙上すると上顎の口蓋(こうがい)部分に触れることが出来ますが
舌小帯が短いと触れることが出来ません。
舌を挙上すると舌の形がハート形になったりします。
このような状態を舌小帯短縮症もしくは舌小帯強直症と呼びます。
分類として下記のようなものがあります。
伊東の分類(改変)
第1度:咬合平面を越えるが口蓋に達しない
第2度:舌尖端が少し遊離し、咬合平面をわずかに越える。
第3度:舌尖端が完全に口腔底に癒着し、まったく挙上できない。
舌小帯が短ければ舌の動きが制限されるため発音障害などが出る可能性があるため
幼児期などに手術(舌小帯伸展術)で小帯を切除する場合があります。
以前は幼児期などに切除することも多かったですが近年では機能訓練などを行い
切除するケースは少なくなっているようです。
大人になり舌小帯短縮症で手術をするケースはあまり多くありません。
手術をして舌の可動範囲は広がっても発音の仕方などは小児期で獲得されて
いるのであまり変わらないことが多いようです。
なので上記の分類でも第3度ぐらいの状態でなければ手術を行う必要はあまり
ないかもしれません。
投稿者:
2018.09.26更新
歯は一番表層にあるエナメル質という硬い組織え覆われていますがエナメル質
形成不全とは何らかの原因でうまく作られなかった状態の歯のことを言います。
特徴としては表面のエナメル質が形成不全によりその下にある象牙質が露出し
見た目は茶色がかっていたり歯の表面が粗造だったりします。
エナメル質形成不全が軽度な場合は歯科医院での定期チェックを受けフッ素塗布
や歯の表面にコーティングなどをします。
重度のエナメル質形成不全の場合はプラスチックの樹脂を表面に詰めて歯を保護
したり場合によっては被せものにする場合があります。
まずはかかりつけの歯医者さんにてチェックを受けましょう。
投稿者:
2018.06.07更新
こどもの歯科検診をした時に大きな虫歯を発見することがありますが意外と
何も症状を訴えないことが多いです。
下記のレントゲン写真のようにう蝕(虫歯)が歯の歯髄(神経)とかなり近接して
いる場合でも無症状だったりします。
大人であれば神経にこのぐらい近接している虫歯であれば冷たいものがしみたり
食事の時に痛みが出たりします。
子供は痛みに鈍感なこともあるのである日突然痛みを訴えて歯科医院を受診し
大きな虫歯が発見されることがあります。
そこで親御さんからよくいただく質問ですが症状がない虫歯なのに麻酔の注射は
治療に必要なのですか?という質問です。
もちろん注射が好きな子供はいませんので必要なければ無麻酔で行いますが大きい
虫歯の場合大人と同様に削るときは痛みを伴うことがあります。
痛みを訴えた場合子供は治療を嫌がって顔や体を動かしたり治療を拒否してしまう
ことがありその場合きちっと虫歯を取ることが出来なくなる場合があります。
なので必要な場合は麻酔を使って治療したほうが安全かつ確実に行えると思います。
お子さんに麻酔をするときは麻酔の前に表面麻酔を用いて細い針を使いなるべく刺入時
に痛みを感じないよう工夫をしております。
投稿者:
2018.02.27更新
おしゃぶりは日本では寝かしつけなどで使ったりするケースなどがあるようですが
ドイツでは口腔機能のトレーニングとして使われています。
哺乳は鼻呼吸と飲みこみのトレーニングです。
赤ちゃんは母乳を飲みながら口腔周囲筋などを発達させ育成させます。
おしゃぶりで口腔機能のトレーニングを行い正しい嚥下や鼻呼吸を身に着けること
ができます。
しかしおしゃぶりなら何でも良いという訳ではなく乳首と同じような機能や形の
製品を選ぶことが重要となります。
哺乳瓶のニップルも同様にしっかりと舌を使って飲むことができるような製品を
選ぶことが重要です。
どんな製品を使っていいかわからない場合は担当医にご相談ください。
投稿者:
2017.05.25更新
授乳やミルクなどは虫歯には比較的なりにくいと言われています。
飲んだまま寝てもそんなに影響はないと思われます。
しかし離乳食が始まると食べ物や飲み物の影響が出てきますので夜寝る前
の歯磨きは必ずしてあげてください。
投稿者:
2017.04.07更新
下唇にできる水疱状のものは粘液嚢胞(ねんえきのうほう)と呼ばれ子供に
多く見られます。
唇の中には唾液を出す小唾液腺という組織がありますが何らかの原因
で傷つき唾液腺からの分泌が上手くされずに周囲組織に溜まってしまう場合
がありそれが半球状にふくれてしまうことがあります。
原因としては口唇をぶつけたり咬んでしまったことから発生すること
が多いようです。
特徴としては潰れやすく、潰れた場合は粘液が排出されますがまたしばらく
すると再びふくれてきてしまうことがあります。
けっして悪いものではありませんが再発を繰り返す場合は切開して嚢胞と
周囲の小唾液腺を一緒に摘出します。
気になる場合は歯科医院もしくは口腔外科でチェックを受けたほうが良いと思います。
投稿者:
2017.03.25更新
個人差がありますが大体6歳前後より乳歯から永久歯への生え変わりが
始まりますがその際に永久歯の生えてくるスペースがなく斜めに生えて
きたり出てこなかったりするケースがあります。
経過をみるケースももちろんありますが早めに対応しますと永久歯に
なってから矯正を始める場合に比べて永久歯が生えてくるスペースの
多い混合歯列期のほうが改善できるケースが多いと思います。
将来外科的な矯正になるようなケースも回避できる可能性もございます。
前歯の叢生や反対咬合などは早めに矯正歯科に相談されたほうがよいと思います。
投稿者:
2017.02.03更新
定期的なフッ素塗布は6ヶ月に1回ぐらいの割合で行なったほうが効果的です。
虫歯のリスクが高い状態であれば3~4ヶ月に1回ぐらいの割合で塗布と受けたほうがよいと思います。
塗布する時期は1歳半~小学校高学年、中学生ぐらいまでは継続したほうがよいと思います。
定期検診の兼ねて虫歯のチェックなどもお勧め致します。
投稿者: