転倒やスポーツでの受傷時など、あごをぶつけて口が開かない・噛み合わせが合わない時はどうするか?
放置が危険な理由と受診の目安をここでは解説致します。
<考えられる主な原因>
あごに強い外力が加わった際、衝撃は顎関節(耳の穴の前に位置する関節部)へダイレクトに伝わります。
生じている可能性のある病態は多岐にわたります。
下顎骨骨折(特に関節突起部・下顎頭骨折)
あご先を打撲した場合、テコの原理で耳の前あたりにある骨(関節突起・下顎頭)に力が集中し、
骨折を引き起こすケースが最も頻繁に見られます。
片側の骨折では患側に偏って噛み合わなくなり、両側骨折では前歯が噛み合わず奥歯だけが強く当たる
「前歯離開(開咬)」が生じやすくなります。

顎関節症・顎関節捻挫(外傷性)
関節内の靭帯や関節包、関節円板が損傷を受け、内出血や強い炎症を起こして口が開かなく
なっている状態です。
顎関節脱臼
衝撃や反射的な開口によって、下顎頭が関節結節を越えて前方に外れてしまい、口が閉じられなく
なっている状態です。
歯および歯槽骨の外傷
歯自体の破折や脱臼、歯を支える骨(歯槽骨)の骨折により、歯の位置がずれて噛み合わせに狂いが
生じているケースもあります。


























