スポーツをしていて試合で使うことになったのですぐに作ってほしいというお問合せ

がけっこうあります。

先日も親御さんから子供が今週試合で使うからすぐに作ってほしいとのお問合せが

ありました。

すぐには作製できない旨と作製金額をお伝えしたところ子供用のマウスピースなんて

1,000円ぐらいですぐに作れるだろうとお叱りの言葉を頂きました。

たしかにスポーツ品店やネットで購入できる市販のマウスガードは1,000円ぐらいでも購入

できるようですが、歯科医院で作るマウスガードはいわゆるオーダーメイドです。

ではどの様にして歯科医院ではスポーツマウスガードを作製しているか当院の例で製作過程

を交えながら解説致します。

まず来院していただきお口の中の状態を確認致します。

虫歯や欠損している歯牙が無いかや咬み合わせなどチェックします。

例えば小学生などで乳歯の生え変わり時期や生え変わってすぐのケースなどは注意が必要

です。乳歯がグラグラしていたり、矯正治療のワイヤーなどを装着している場合は難易度が

上がります。

②歯型を採りましたら石膏を流し石膏模型を作製します。

使用する石膏も通気性がよくシート成型時に歯冠部の裂溝までくっきりと再現できる専用

の石膏を使用しております。

石膏模型をトリミングして整えたあとマウスガードの設計ラインを記入します。

こちらのケースは乳歯が抜けて永久歯が放出してきて間も無いケースでしたので

今後の萌出量を考えてその部分をリリーフします。

※リリーフせずに作りますと歯が萌出して動いてくるとすぐに適合が悪くなってしまいます。

③マウスガードのシートを吸引加圧器にて模型に圧接していきます。

④圧接したシートから模型を外した後は咬合器に上下の模型をマウントして

咬み合わせの状態を再現します。

⑤咬合器にマウントした状態の模型に圧接した切り取ったシートを装着し咬み合わせの

調整を行います。

咬み合わせの調整後、辺縁の無駄な部分の厚みを削合したりして研磨を行い

完成となります。

以上が当院で作製していますスポーツ用マウスガードの作製工程となります。

この作業は診療中には出来ませんので診療後や休診日を使い作製しておりますので、

１～２日ですぐに完成とはなりません。

なのでお急ぎの場合は市販のマウスガードを購入して使用していただくほうが

良いかと思います。

（注）但し歯科医院でマウスピースを作るといっても上の歯型だけ採ってシートをプレスして

切り抜きそのまま完成としている医院もあると思いますのでその場合もう少し早く完成

できるかもしれません。

では市販のスポーツ用マウスガードはどのようなものなのか私が実際に購入し使用

してみました。

下記の商品は通販サイトで1,000円程度のものです。

 説明書を見ながら作製してみました。

熱いお湯にマウスガードを漬けて軟化させます。

軟化させたのちお口の中へ挿入し咬んだあと周囲を押し付けて待ちます。

結構熱いので火傷に注意です！

あと厚みと大きさ、臭いもあるので結構気持ち悪かったです。

嘔吐反射が強い方は我慢が必要です。

しかし外して確認してみたら圧接が甘かったらしくスカスカでした。

そしてもう一度熱して強く咬み込み完成したのがこちら

でも装着してみると落ちてくるのと分厚いので正直これで競技に集中できるかは微妙

余分な部分はハサミでカットしてくださいとはありますが、カットした場合の表面は

ザラザラすると思うのでこちらの違和感も出るのではないかと

市販のマウスガードと当院で作製したマウスガードの比較です。

今回はやや硬度の高いシートを用いていますので極力前歯部以外の厚みは少なく

仕上げております。

装着感は当然カスタムメイドのマウスガードですが、お子様の場合は成長に合わせて

作り直しが必要となりますので費用の問題が出てきます。

ちなみにこちらは通気性のあるマウスガード専用ケースです。

カラビナを付けますとリュックやバッグに付けることができてかっこいいですよ。

当院で販売しております。

ホームページよりウェブ予約が可能です。是非ご利用ください。

https://www.akaminedc.com/about/#reservation

LINEで入れ歯相談も行えますのでこちらもご利用ください。

https://page.line.me/220hmhtd?openQrModal=true

赤嶺歯科クリニックは330号線沿い　楚辺交差点近く

バス停　与儀小学校前すぐ

〒９００－００２３　那覇市楚辺２－２５－９　２階

医院下に４台駐車可

☎０９８－８３４－２５６２（完全予約制）

ご予約はお電話かウェブ予約にて可能です。

虫歯治療、審美歯科（セラミック治療）、歯周病治療、義歯（入れ歯）、

スポーツマウスガード作製、顎関節症治療、咬み合わせ治療など行っております。

インビザライン　ブラックダイヤモンドプロバイダーの資格を持つ歯科医師による

マウスピース矯正も行っております。（矯正日についてはお問合せください）

スポーツマウスガードは上顎の歯型を採り石膏模型を作り、その模型にシートを吸引加圧

し作製します。

スポーツマウスガードを作製後に上顎の虫歯治療を行なった場合、治療の範囲などにも

よりますが作製したスポーツマウスガードの適合は悪くなると思われます。

小さなコンポジットレジンの詰め物等を行なった場合はまだ使用できる可能性はあります

が、被せ物の治療などを行なった場合は当然スポーツマウスガードは合わなくなります。

試合などで使用する機会に余裕があるのであれば虫歯治療を優先することをおすすめします。

スポーツマウスガード作製時には対合する下顎の歯型も採りますが、咬み合わせ調整のため

なので下顎は後から治療は可能です。

※歯ぎしり用のマウスピースも同様に歯の治療後の作製を推奨しております。

ホームページよりウェブ予約が可能です。是非ご利用ください。

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虫歯治療、審美歯科（セラミック治療）、歯周病治療、義歯（入れ歯）、

スポーツマウスガード作製、顎関節症治療、咬み合わせ治療など行っております。

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マウスピース矯正も行っております。（矯正日についてはお問合せください）

顎関節症（がくかんせつしょう）の原因としては色々とありますが、スポーツや

転倒時に下顎をぶつけたことにより発症する場合があります。

この場合は外傷性顎関節炎といい下顎に強い受外力を受けたことにより、

顎関節周囲に衝撃が加わることで同部に痛みや開口障害などが発症します。

基本的には大きく口を開けたり、固いものを咬まないようして安静にすれば数日程度で

徐々に収まってきます。

痛みが強ければ消炎鎮痛剤を処方して痛みを抑えます。

しかしこれをきっかけに顎関節症となって慢性化するケースもあるのでその際は治療が

必要となる場合がございますので精査が必要となります。

ただし外傷時の鑑別疾患として下顎骨骨折や下顎骨関節突起骨折があります。

下顎骨骨折だと骨折部位周囲に腫脹や圧痛を認め、咬み合わせがずれたり、お口の開閉口や

咬み合わせ時に痛みがでます。

下顎骨関節突起骨折の場合は関節部周囲に痛みが出たり、開口時に顎が偏位します。

症状が強い場合は歯科医院を受診しレントゲン撮影などを行いチェックを受けた方が

良いと思います。

骨折が疑われる場合は口腔外科を紹介し精査及び整復治療等を行います。

ホームページよりウェブ予約が可能です。是非ご利用ください。

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☎０９８－８３４－２５６２（完全予約制）

ご予約はお電話かウェブ予約にて可能です。

虫歯治療、審美歯科（セラミック治療）、歯周病治療、義歯（入れ歯）、

スポーツマウスガード作製、顎関節症治療、咬み合わせ治療など行っております。

小学生でもカスタムメイドのマウスガードの作製は可能です。

しかしこの時期は乳歯から永久歯への歯の生え変わりがあったり、顎の成長

がある為時期を見て作り替えが必要になります。

永久歯が萌出途中などのケースはその部分は被覆して作りますがその場合

も永久歯が完全に萌出後あとで作り替えが必要になります。

スポーツマウスガードにはスポーツ用品店などで購入できる市販のタイプと

歯科医院でお口の中の型を採り作製するカスタムメイドタイプのものが

あります。

市販のものはご自分で手軽に作製できるのが利点ですがカスタムメイドタイプ

と比べると厚さやフィット感にかなりの差があります。

市販のものはご自身で既製のマウスガードシートをお湯で軟化させ歯に圧接して

作製します。

辺縁の長さの調整などが難しいのでコンタクトスポーツなので衝撃があった場合お

口の中の可動する部分の歯茎（小帯）などを切ったりし軟組織の怪我をしてしまう

可能性もございます。

咬み合わせも調整は出来ないので厚さや違和感など気になると思います。

カスタムメイドタイプはドクターが必要な部分の歯や周囲の軟組織部分の型を

しっかりとと採得した上で上唇小帯や頬小帯などの筋を避けた設計をし、咬み合わせも

調整した上でお渡ししますのでフィット感がよく外れたりする心配もありませんので

競技に集中できると思います。

マウスガードのカラーも好みの色を選ぶこともできます。

ホームページよりウェブ予約が可能です。是非ご利用ください。

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