よくあるご質問

2017.07.18更新

上顎の口蓋と呼ばれる部分に硬く膨らんでいる方が時々おられます。

多いのが口蓋隆起(こうがいりゅうき)と呼ばれる骨が増殖したものです。

徐々に大きくなってきますのでそのまま気付かずにおられる方が多いですが

ある日鏡などで見て気付かれる方や歯科医師に指摘されて気付かれる場合も

あります。

骨の隆起の表面の粘膜は薄いため食事の時に傷付きやすかったりします。

原因としては歯ぎしりや噛みしめが強い方に多く見られ噛み合わせの力が

顎の骨に伝わり増殖してくることが考えられ歯を見ると歯ぎしりにより歯が

削れていたり下顎の内側(下顎骨隆起)の骨や上下の外側の骨が発達して

いる場合もあります。

口蓋隆起

上記の模型の膨らみの部分が口蓋隆起です↑

 

通常は悪いものではありませんのでそのままでも大丈夫ですが表面が傷つきやす

かったり義歯を作る際欠損の状態によっては骨隆起が邪魔になるケースもあります

のでその時は口腔外科などで外科的に切除も可能です。

kagaku

上記の写真は下顎骨隆起です↑

 

※ただし表面が柔らかくブヨブヨしていたり急激に大きくなってきた場合などは他の

 疾患の可能性もございますので気になる場合は歯科医院や口腔外科などでチェック

 を受けたほうが良いかと思います。

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.05.02更新

親知らず(親不知)とは歯の中心(前歯の真ん中)から数えて8番目の歯の

ことを言います。

神経があるのは下顎で親知らずの近くには下歯槽神経という神経が走行して

います。あと下歯槽動脈、静脈も走行しています。

親知らずの生え方は様々ですが下歯槽神経は親知らずの根の先(根尖)に

近接していることが多く抜歯の際傷つけないように注意する必要があります。

親知らず1

①横に生えている親知らずの根の先にある2本の白い線が下歯槽神経です

親知らず

②このケースではレントゲン上では歯と神経が完全に重なって見えています

 

レントゲン上では親知らずの根の先と神経が重なって見えていても実際は

重なっていない場合もありますが正確な位置を把握するにはCT撮影を

行わなければなりません。

下歯槽神経とは知覚をつかさどる神経です。

もしも抜歯の際の力で同神経を圧迫したり傷つけてしまった場合に出る障害と

しては抜歯した側の口唇~頤(オトガイ)部にかけての知覚鈍麻や麻痺など

があります。

わかりやすく言えば麻酔をしたあとの痺れのような感じが続いてご飯粒が

唇に付いてもわかりにくいような感覚でしょうか。

そのようなリスクがあるので神経に親知らずが近接している場合はしっかり精査

をしてから抜歯する必要があります。

※安全に抜歯するために当院ではこのような神経が近接したケースでは近隣の

 口腔外科をご紹介させていただく場合がございます。

 

 

 

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.02.03更新

もしも転倒などの外傷で歯が抜けてしまった場合は30分以内に再植すれば歯を保存できる確率が

高くなります。

歯の根の部分は歯根膜という組織で覆われています。

歯は抜けた瞬間から歯根膜の乾燥が始まり時間が経つとダメージが大きくなり再植率が低く

なります。

もしも抜けてしまった場合根の部分は触らずにティッシュなどに包まずそのままお持ちいただ

くか生理食塩水もしくは歯牙保存液(最近では学校の保健室に常備しているところもある

ようです)に入れてなるべく早めに受診してください。

※歯をぶつけてしまって歯がグラグラしたり食い込んでしまった場合も放置しておくと癒着して

しまい元の位置に戻せなかったりあとで歯の神経が壊死してしまう場合もありますので

その場合も早めの受診をお勧め致します。

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

2017.02.03更新

まっすぐに生えていてしっかり噛んでいれば必ずしも抜く必要はありません。

部分的に歯の一部が見えているような場合は虫歯になりやすかったり汚れが溜まりやすく

細菌感染による炎症を引き起こす場合もあるので抜くのを検討されたほうがよいと思います。

下の親知らずは埋まり方によっては骨の中にある神経や血管が近接している場合があるので

抜歯をする際には慎重にしたほうがよい場合があります。

歯科医院でレントゲンを撮影してもらい歯科医師とよく話し合ってから抜歯するか決めたほう

がよいと思います。

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

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