よくあるご質問

2017.05.02更新

親知らず(親不知)とは歯の中心(前歯の真ん中)から数えて8番目の歯の

ことを言います。

神経があるのは下顎で親知らずの近くには下歯槽神経という神経が走行して

います。あと下歯槽動脈、静脈も走行しています。

親知らずの生え方は様々ですが下歯槽神経は親知らずの根の先(根尖)に

近接していることが多く抜歯の際傷つけないように注意する必要があります。

親知らず1

①横に生えている親知らずの根の先にある2本の白い線が下歯槽神経です

親知らず

②このケースではレントゲン上では歯と神経が完全に重なって見えています

 

レントゲン上では親知らずの根の先と神経が重なって見えていても実際は

重なっていない場合もありますが正確な位置を把握するにはCT撮影を

行わなければなりません。

下歯槽神経とは知覚をつかさどる神経です。

もしも抜歯の際の力で同神経を圧迫したり傷つけてしまった場合に出る障害と

しては抜歯した側の口唇~頤(オトガイ)部にかけての知覚鈍麻や麻痺など

があります。

わかりやすく言えば麻酔をしたあとの痺れのような感じが続いてご飯粒が

唇に付いてもわかりにくいような感覚でしょうか。

そのようなリスクがあるので神経に親知らずが近接している場合はしっかり精査

をしてから抜歯する必要があります。

※安全に抜歯するために当院ではこのような神経が近接したケースでは近隣の

 口腔外科をご紹介させていただく場合がございます。

 

 

 

投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック