よくあるご質問

2025.03.13更新

近年保険の適用範囲も広がり一般的となってきたCAD/CAM冠(キャドカム冠)

ですがジルコニアクラウンとの違いについて解説します。

以前は保険治療では金属冠しか選択出来なかった部位にも白い冠を入れることが

できるようになり患者さんの選択肢が広がりました。

同じ白い被せ物でも保険適用のにCAD/CAM冠と保険外のジルコニアクラウンは

素材の違いだけではなく強度なども違いがあります。

 

<材質>

CAD/CAM冠 ハイブリッドレジン(レジン+セラミック粒子) 

ジルコニアクラウン 酸化ジルコニウム(高強度セラミック) 

 

<強度>

CAD/CAM冠 約150~200MPa(レジンのため強度は劣る)

ジルコニアクラウン 約600~1200MPa(非常に強い)

 

ジルコニアクラウンとCAD/CAM冠の比較

審美的な違いですが上記の写真はジルコニアクラウン(マルチグラデーション)

CAD/CAM冠の比較になります。

一見大きな違いはないように見えますが、CAD/CAM冠のほうが内部の土台の色を透過しやすい

為クリアランスが少ないと内部の土台の色が透過しやすくなるので注意が必要です。

(上記の写真もCAD/CAM冠は若干内部の土台が透けて見えます)

土台に金属が使用されていたり、変色をしていると透過して暗めに見えてしまうことがあります。

 

ジルコニアクラウンは自然な色調と透明感があり審美性に優れています。

天然歯の色調、質感などを表現したい場合はポーセレンジルコニアクラウンPFZのほうがジルコニア

のコーピングに陶材を築盛する2層構造なため、より審美的に優れております。

 

CAD/CAM冠のほうがジルコニアクラウンと比較して表面にプラーク(歯垢)が付着しやすく

やや脱離しやすい傾向にあります。

きちんと歯磨きなどセルフケアが出来ていれば問題ありませんが、ケアを怠ると歯肉炎を

起こしやすいので注意が必要となります。

 

CAD/CAM冠は、金属アレルギーのリスクを避けつつ、比較的低コストで白い被せ物を

提供できる点が魅力です。ただし、耐久性や審美性の面で限界があり、適用部位や咬み合わせ

状態を考慮した適切な選択が重要になります。

 

 

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投稿者: 医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック