前歯が1本だけ変色している方が時々おられます。
原因として過去に外傷(転倒)などで前歯をぶつけ歯の神経へ供給されている
血液が遮断され歯の神経が徐々に壊死して変色を起こすケースや神経の治療の
際の神経の組織の残渣などが挙げられます。
右上1番目の歯に変色が認められます
このようなケースは通常のホワイトニングで歯を白くすることは困難です。
ウォーキングブリーチ法(失活歯漂白)という方法で裏側から漂白する
薬剤を入れ1~2週間に一回ぐらい薬剤を数回交換し歯の色を白くして
いく方法がございます。
注意点としては漂白の回数は個人差があり健全な歯と比べて数回漂白を
行っても色の差が出てしまう場合がございます。
歯の変色が強いケースやすでに詰め物が広い範囲で行われている場合は
困難な場合がございます。
ウォーキングブリーチを行う条件としましてはレントゲン撮影を行い
きちんと根管治療(根の治療)が行われておりしっかりと根充材が
入っていることとなります。
もしも根管治療が行われていなかったりしっかりと根管治療が行われて
いない場合は根管治療を先に行ってからとなります。
気になる場合はまずはご相談ください。
※ウォーキングブリーチ法は保険外治療となります。