放っておくと怖い!歯石がもたらすリスク
歯石は、磨き残したプラーク(歯垢)がだ液の成分で硬くなったものです。

歯石はザラザラとして細菌が付着しやすく、そのまま放置すると歯ぐきの炎症を
引き起こします。
これが歯周病のはじまりです。
歯周病は進行すると、歯を支える骨を溶かし、最終的には歯を失うことになります。
こうした事態を防ぐためにもできてしまった歯石はしっかりとり除く必要があります。
しかし、プラークが一度歯石に変わってしまうと歯ブラシで落とせなくなるため、
歯科医院での除去が必須となります。
歯石とりが1回で終わらない理由
歯石の除去には複数回の通院が必要になるケースも少なくありません。
「何度も通うのは大変だから、一気に全部とってほしい」と感じる方も多いと
思いますが、これにはきちんとした理由があります。
1つは、歯石がつく場所の問題です。
歯石には図のように
●歯ぐきより上につくものと、
●歯ぐきの中(歯周ポケット内)に隠れているものの
2種類があります。

特に歯ぐきの中に付着した歯石は、目に見えない深い場所にあるため、歯周ポケットの
状態を確認しながら慎重に除去する必要があります。
そのため、症状や部位によってはとても時間がかかるため、複数回に分ける必要が
あります。
もう1つは、歯石とりが単なるお掃除ではなく、歯周病治療のために行わるからです。
歯周病治療では、まず歯ぐきの状態を検査し、歯石をとり除いたあとに、炎症が
改善しているかを再評価(再検査)します。
「一度で終わり」にせず、歯ぐきの状態を確認しながら進めることで、とり残しや
再発を防ぎ、治療の効果を高めることができます。
こうしたステップを踏むことが歯周病の進行を抑え、大切な歯を長く守ることに
つながるのです。
最後まで通い切ることが、歯を守る一歩
痛みや腫れといった自覚症状がないと、「何度も通うのは面倒だな」と途中で通院を
やめてしまう方も少なくありません。
しかし、歯石が残ったままだと確実に歯周病が悪化します。
そしてなにより自覚症状がなくても静かに進んでいき気づいたときには重症になっていることも
珍しくないのが歯周病の怖いところです。
治療の効果をしっかりと活かすためにもぜひ最後まで通い切りましょう。


























